母校の夏、初戦に散る。

日本一の夏祭り
夏の高校野球の地区予選が始まりました。

母校は甲子園ベスト4進出が4度もあり、西部ライオンズの渡辺監督の出身校でもあります。
全国制覇という高い目標を掲げながら、もう一歩のところで、久しく甲子園出場も果たしておりません。



今年の初戦は春の選抜甲子園出場校第2シードの古豪高崎商業戦。
もしやの不安を抱え、観戦に行きました。伝統校同士の対決に小さな球場は立ち見続出。
地元ファン曰く「プロが来てもこんなに入いったことねえよ」



堂々と胸を合わせた一進一退の横綱戦の様相。2-2で延長戦突入。
10回裏相手4番バッターの犠牲フライでさよなら負け・・・・


「千鍛万錬」という言葉があるらしい。
千繰り返すを「鍛」と言い、万繰り返すを「錬」と言う。という事らしい。
まさしく、鍛え抜かれたつわもの共の宴(うたげ)であった。


試合終了後の脱帽のあいさつの時に、ちょっと気になることがあった。
敗者よりも勝者の選手の方がたくさん泣いていたようだった。
勝者高崎商業の選手はきれいな丸刈りで、敗者前橋工業の選手の頭はきれいに刈ってはあるが
あまり短くしていない。試合終了後には、ゲームセンターにでも直行できそうな雰囲気である。選手の自主性を重んじた物か?

勝者の選手の頭の刈り方に、この試合の対する思い入れの強さを感じ入ってしまうのは、
選手の3倍近い年を食っている者の偏見であればいいのだが、
この夏の母校の敗戦は、惜敗であるにもかかわらず、めずらしく先輩達の涙腺を刺激しなかった。



余計なこと | No.66 管理人   2009/07/13(Mon) 10:01:03