先日、ZEHモデルハウスの「公開気密測定」を行いました。
ちなみにHIROSEの家は全棟気密測定を実施しています。
(毎回、公開しているわけではないですが)
■そもそもC値って何?
C値とは建物の気密性を表す数字で、床面積1m2当たりどれくらいの隙間(cm2)があるかで表します。
具体的には・・・
C値 = 延総隙間面積(m2) / 床面積(m2)
上記式で求めた数値が小さいほどその建物の気密は高いといえます。
一般的にはC値が1.0以下であれば高気密住宅といわれています。
■C値の測定
①まずはモデルハウスの窓、玄関を全て閉じます。
②断熱材に空いている穴(設備施工のための加工部分)を塞ぎます。
(もちろん、工事完了時には塞がる箇所です)
③窓の測定器をセットします。
この筒の中に強力な換気扇が入っていって室内の空気を強制的に外に排出します。
この時の気圧差と風量から「隙間面積」を求めます。
④「隙間面積」 / 床面積 でC値を算出
1回目の結果は・・・
隙間面積 59cm2 / 床面積 137.46m2 = 0.42
最近はC値は0.2以下でしたが、このモデルハウスはC値が高い(汗)
一般できな住宅よりは低いが、それでも高い・・・
なぜだ・・・??
確認してみると、浴室の給水配管の穴が埋まっていませんでした (;^_^A アセアセ
しっかり塞いでおきます。
そして再度測定。
2回目:隙間面積 32cm2 / 床面積 137.46m2 = 0.23
3回目:隙間面積18cm2 / 床面積 137.46m2 = 0.13
平均すると、0.18でここ最近の平均値に落ち着きました(^。^;) ホッ
せっかくの「外断熱」+「全館換気」も隙間だらけでは台無しですから。
参考実際に測定した結果は機械から印字されます。