一年半経過した、東日本大震災の最大の被害地の一つの気仙沼に
主だった協力業者の方と弊社スタッフで行って参りました。
被害の深刻さや復興の槌音などはテレビを通して想像できましたが、
地面が1メートル沈下したというのが、どのようなことなのか
なかなか 実感できませんでしたので今回の視察となりました。
ボランティアステーションの菊田さんという方に被災時の状況や復興の様子を
お聞きすることができました。
被災で家を失い、ご両親を失い、失意のどん底の中で、避難所巡りを続け、
奥様と会えたのが4日目だったというお話でした。
地震の揺れでは、まったく被害のなかったご自宅は4メートル以上の津波の衝撃で
基礎部分を残して、あっけなく倒壊したそうです。
交差点近くのこの辺りは、3方向からの津波の衝撃を繰り返し受け、
やがては遺体が一番多く発見された場所の一つとなってしまったそうです。
お伝えしたい話やお見せしたい写真もありますが、
どうぞ、みなさん被災地へ行ってお金を使ってください。
復興はあまり進んでいるようには見受けられませんでした。
国からの多大な予算も大手ゼネコンまでで、地域に届いているとは思えません。
足手まといになるようなボランティア活動でなく、観光旅行でいいんです。
現状を見て、知って、そして散財するという一番効果的な支援をお願いします。
東北の空の青さは前橋近辺とは比べ物にならないくらい青いです。