今年は桜の満開を追いかけて、あちらこちらに出かけました。
最後の極めつけは「一度は見た方がいい」という人が多い青森弘前城の桜です。
例年はゴールデンウィーク中にさくら祭りというのをやるそうですが、今年は
満開が早いので、4月18日にプレ桜祭りのような催しを行ったそうです。
そのニュースを聞いて。居ても立ってもいられずに4月20日に東北自動車道を北上いたしました。桜は完ぺきな満開でしたが、あいにくの曇り空で、映えるショットは残せませんでしたが、そのうちの一部をご覧いただきます。
【さくらのトンネル】
新郎新婦が、晴れ姿で前撮りをしていました。
天守閣は石垣の補強工事のため、仮置きされている状態
石垣の隅石の形状を見ると、熊本城を支えた石垣の事も得心が行きます。
津軽のシンボル お岩木山
帰り道に、被災後10年経過した三陸沿岸の復興の状況を見て参りました。
かつて 被災の一年後に、弊社の安全協力会の業者仲間と社員とで、バスを仕立て訪れました。
被災を目の当たりにし、基礎だけ残った住宅街で、案内をしてくれるという地元ボランティアの方の口から「ここで家族が亡くなりました」と合掌しながら聞かされた時に どうしようもないやりきれない気持ちになりました。海岸近くでは 地盤が1メートルほど沈下してしまって、海水が流れ込んでいて およそ元の暮らしを取り戻すことは絶望的だなと感じたのを覚えています。
10年後に見違えるようになっていましたが、そこに住人の幸せがあるのかどうか?
とにかく、規模の大きな工事が継続している事は確かです。
莫大なの補助金が投入され、幾多の利権が絡み大事業が進行している。
被災者支援のために 日本中の国民が負担をするのは、誠にもっともなことだと思う。
一部の政治家や、地元の名士、大手土建業者たちが、甘い汁を吸っているとしたら・・・
川沿いの小さな集落で、先人が峠道の途中に建てた石碑で、
これより下に家を建ててはならん
と刻まれているらしい。
この教えを守った集落はあの大津波の中で一軒の被害も受けなかった事も
【東日本大震災津波伝承館】で紹介されている。
その他、被災後の救助のためのフットワークなどが詳細に紹介されている。
コロナが落ち着いて、時間が取れるようになった方は 一度訪れてみる価値はあると思う。