野は菜の花の黄色に染まり、見上げればうす桃色のソメイヨシノが満開に、その先を春らしいうすぼんやりした青空が・・。という素晴らしい季節になるはずだったのに、一人の不世出の喜劇人が夭逝した。
地球を痛めつけ過ぎた人類を滅亡させ排除すべく『偉大なる何か』が放った悪魔に魅入られたものか。 その悪魔とは 新型コロナウイルスで、国民の誰もが知る志村けんが 体調不良を訴え入院し、わずか10日あまりで天に召された。新型肺炎による日本での死亡者が50人足らずのタイミングでの訃報となった。過度の飲酒、長い喫煙歴、70歳という年齢などによる免疫力低下が抵抗力を弱くしていたものらしい。記者も少しばかり身につまされる。
対岸の火事のように ボンヤリと身構えていた圧倒的多数の国民に 身をもって警鐘を鳴らした事になるということだろうか。現在、足元の群馬県の感染者は18名とのことだが、症状の出ていない感染者や、感染させる事のできる若年者の数は相当数のものとなるのだろう。
とにかく、あらゆることを犠牲にしても 感染しない事、感染させない事を徹底していかないと、加速度的に増える猛威を押さえ込む事ができないだろう。
2月末の書き込み時はあきらかにこの未経験の事態をワクワク楽しんでいる状況だった。
万が一の感染が 死をもたらすという危機感がジワジワと涌いてきた。いつのまにか この戦争の傍観者や観客ではなく戦士なんだという認識をさせられる恐怖が身辺に迫ってきている。
今後の推移を見定めるために3月末の感染状況を記録にとどめておきたい。
過去に 全世界で多数の死者を出したのは 大きな災害や戦争では無く、未遭遇の病原菌だというのを改めて知らされた。
今は 過去にも未知のウィルスとの戦いを終息させてきた人類の英知に期待するばかりだ。