今年もアッという間に過ぎて、師走に入ったと思ったら
半分過ぎてしまいました。
本庄ウィークエンドハウスでは、巨大サンタのお出迎えが始まっています。
師走は先生も走る。という解釈が多いようです。
諸説ある中で、私が好きなのは 建築関係の職人たちが忙しく駆け回るという物。
今では少なくなった襖(フスマ)の縁を塗る職人の事を塗師(ヌシ)
家具を造る職人の事を指物師(サシモノシ)などと言う。
昔はこれらの人が、年末に相当忙しい思いをしたという事は想像できる。
少し、横道にそれて『指物師』の語源に迫りたい。
家具の引き出しなどの細かい組み合わせを釘などを使わずに、
仕口の複雑な加工だけで差し込んで、見事に組み立てていく。
この技術から指物という言葉が出たらしいが、
あえて、逆らいたいのはタンスを一棹二棹(ヒトサオフタサオ)と呼ぶ。
昔、実家にあった明治生まれの祖母の嫁入り道具の桐たんすの両脇には
運ぶ時に棹を通すことのできる金物が付いていた。
棹を指して運ばれて来る物(タンス類)を造る職人を指物師と言ったとか?
昭和初期に 赤城村から 真新しい桐たんすが、棹を指して二人の人が前橋に
担いで運んできたとしたら、なんともゆったりしたほほえましい光景ではないか。
夕方、アマゾンに注文した書籍が、翌日に届くという便利さに少し飽きだしてきた。