ソーラーサーキットのシステム開発、資材供給をしていた株式会社カネカは、2008年4月1日より、ソーラーサーキット部門を分社化し、すてきナイスグループとの合弁会社「㈱ソーラーサーキットの家」を立ち上げる事にしました。
我々「いい家を造る会」では、分社化に当たり、前向きな提案を続けて参りましたが、その要請はことごとく拒まれるに至り、会員はカネカと契約を続行しない事となりました。
以下は松井代表の意思表明文から
当会の基本理念は、お客様にご納得していただける最善の工法、資材、そして価格を提示し、真に住み心地の良い家をお造りする事にあります。
「正直」という工法で建てるをモットーとして、命がけで「いい家」造りに邁進しているのですから、新会社とでは理念や信条が違いすぎます。
そこで当会では2008年3月末日をもってカネカとの関係から脱却する事を決定しました。これからは、工法も、資材も、価格も自由によりよいものを選択し、当会が蓄積した技術やノウハウを駆使し、情熱と正直さを遺憾なく発揮してソーラーサーキットを越えた新たな家造りと取り組む事と決定いたしました。
当会のメンバーは長きにわたり最も熱心にソーラーサーキットと取り組んできただけにその長所と欠点を熟知しており、長所を更に伸ばすと共に、欠点を見事に解決する手立てを既に確立しています。
どうぞご期待下さい。
㈱広瀬住宅計画では、ソーラーサーキットが内陸型気候の寒さも厳しい、暑さも酷いという地域では致命的な問題があるということを第一棟目の竣工後間もなく気が付きました。そこで、既に特許を取得したようなオリジナルな第一種換気システム、底力暖房を開発し、さらに価格を抑えることにも成功し、今では標準仕様となって十数年を経過しております。カネカの供給していた資材の全てにおいて、価格若しくは性能の優位性のある代替品の手配りは済んでおります。どうぞ、ご安心下さい。
結果、いい家を安く造ることができる会社を造りたいという原点に立ち戻る事ができました。
立つ鳥後を濁さずという例えもありますので、カネカには感謝だけして、新会社の成功をお祈りさせていただこうと思います。
お客様に指示されるのは
㈱ソーラーサーキットの家か
「いい家」をつくる会 かは
時間が証明することになります。どうぞご期待下さい。そしてご声援よろしくお願いいたします。
２０年４月発売の改訂３版から、ソーラーサーキットの記述を全て削除してあります。
『いい家が欲しい』の読者の方で、「著者の考えを詳しく知りたい」という方は
《「いい家」をつくる会が㈱ソーラーサーキットの家と契約しなかった理由について》
を下記アドレスでご覧下さい。
http://www.ii-ie.com/
main/modules/xhnewbb/viewtopic.phptopic_id=479&viewmode=flat&order=DESC
