城下町小幡の中小路全景
江戸時代の甘楽町小幡の風景
中小路(なかこうじ)
大手門から小幡藩邸までの約700mの間の道路で、織田氏によって造られました。
道路の幅は、往時は13mから14mありました。両側の石垣をご覧いただくと
おわかりになるように、立派な広さがあります。車のない時代にこのような広い
道路をつくったのは、大変珍しいといわれ、織田氏の格式の高さがうかがわれます。
中小路という名称は、小幡陣屋の中心を占める道路ということですが、実態は小路
どころか、中大路といってもよい程の広い通りでした。
小幡陣屋は34ヘクタールの広さがありましたが、明治新政府によって、すべて
民間に払い下げられました。このとき道路幅が広すぎると判断したものか或いは
払い下げるものがないので、やむを得ず払い下げたものかどうかわかりませんが
現在の道路幅を残して1人の家臣に払い下げられました。
武家屋敷の石垣、反対側の石垣も昔のままです。武家屋敷の石垣が通常石垣、
反対側が半石垣となっています。
記事全文 >>